Lexmarkは米国時間8月28日、インクジェットプリンタ事業から撤退し、全世界で1700人の人員を削減して年間約9500万ドルのコスト削減を目指すと発表した。
もともとIBMからスピンオフしたLexmarkは、競争の激しいインクジェットプリンタ市場で行き詰まっている。この市場では、1位のHewlett-Packard(HP)と2位キヤノンがしのぎを削っている。
Lexmarkによると、設置済みのインクジェットプリンタに対しては、サプライ、サービス、およびサポートの提供を行っていくという。Lexmarkは声明の中で、この撤退により高価値のイメージングとソフトウェアへの注力が可能になると述べた。
具体的には、インクジェットプリンタの製造、開発、およびサポートに関連する人員を削減する、とLexmarkは述べている。フィリピンのセブ島の製造施設は2015年末までに閉鎖する予定だ。この閉鎖で製造部門の1100人分の人員削減が見込まれる。また、インクジェット開発部門が2013年末までに終了し、これにより600人の雇用が失われる。
Lexmarkはまた、インクジェット技術の売却も検討中だと付け加えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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