Reutersの報道によると、メディア界のディールメーカーとして名高いBarry Diller氏は、The New York Times(NYT)傘下の情報サイトであり、現在苦境に立たされているAbout.comを3億ドルで買収するとの申し入れを行ったという。
同報道によると、この申し入れはDiller氏の持ち株会社であるInterActiveCorp(IAC)によってなされたものであり、その額はAnswers.comが提示していた金額を約3000万ドル上回っているという。
NYTは米国時間8月8日、同社傘下のAbout Groupの売却について協議中であると発表したものの、関心を寄せている企業名については明らかにしていなかった。なお、Answers.comの社長であるPeter Horan氏はかつて、About.comの最高経営責任者(CEO)を務めていた。
About.comは、インターネットユーザーのガイド役となるべく作られたサイトであり、1000近い数のテーマに関するティップスやアドバイス、情報を提供している。同社サービスのコンテンツは、検索結果の上位に表示されるように工夫されている。
しかしこういった工夫は、Googleが同社の検索アルゴリズムを変更したことで、About.comのコンテンツの検索ランキングが下がるという状況が発生して以来、難しいものとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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