ドワンゴとニワンゴは、7月29日から8月30日にかけて、全国5つの町でniconicoの移動イベント「ニコニコ町会議」を開催中だ。これは、4月に幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議」を、全国各地の“町”のお祭りと併行して開催するイベントとなっている。
ニコニコ町会議は、鳥取県八頭町を皮切りに、佐賀県唐津市呼子町、北海道長万部町、福島県三春町の4会場ですでに開催されており、8月30日には東京都の八丈島で開催される予定だ。ここでは、8月16日に福島県三春町で開催された「ニコニコ町会議 in 三春」の様子をレポートする。
「ニコニコ町会議 in 三春」は、三春町で300年来続いている伝統行事「三春盆踊り」と併行する形で開催されたイベント。町の中心部にあるイベントホール“三春交流館「まほら」”が会場となり、オープニングセレモニーで三春町の鈴木義孝町長がテープカットをし、イベントの幕が開けた。
会場では、ステージやホールなどを分割し、複数のイベントを同時に開催する形で進行。なかでも幅広い年齢の出演者と、“ベニマル”“ままどおる”など福島のローカルな単語がコメントで飛び交った「町ニコニコのど自慢」や、ゲーム実況で人気のドグマ風見氏によるゲーム実況コーナーは大きな盛り上がりを見せた。
一方、輪ゴム銃などを作成するワークショップが開かれた「町つくってみた」では、技術部のAO氏らが子供に作り方の手ほどきをするなど、町会議ならではの微笑ましい光景も見られた。屋外では、多くの屋台に並んで「ニコニコカー神社」への参拝コーナーや、「町ニコニコグッズ」の販売コーナー、そして痛車の展示コーナーなどが用意され、こちらも開場前からグッズ販売に長蛇の列ができるなど、好評を博していた。
イベント後半には、ステージ上で暴徒氏のレッスンによる“踊ってみた”の発表会や、niconicoの新サービス発表、三春町のPRコーナーなどが展開。ニコニコ生放送の新機能として「ルーキーランキング」や「Tweetまとめ」が発表されたほか、全国の高校や大学の文化祭に参加する新たなイベント「ニコニコ文化祭キャラバン(仮)」の開催も発表された。
三春町のPRコーナーでは、お祭りやイベントの紹介だけでなく、分譲中の宅地も紹介。坪単価が安い上、光ファイバーも整備されておりニコニコが快適に視聴できる点などを積極的にアピールしていた。
エンディングでは、出演者とボランティアスタッフに加え、今回のイベントを開催するきっかけとなったメッセージを送ってくれたhazuki92氏と友人が登場、「今まで生きてきた中で一番楽しい思い出になる」と、イベントの感想を語っていた。そして最後に、福島県出身の生主・ナオキ兄さんが、福島、ひいては三春への熱いメッセージを送りニコニコ町会議 in 三春を締めくくった。
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