Lenovoが勢いづいている。
Lenovoは米国時間8月15日付けで発表した2012会計年度第1四半期決算(6月30日締め)で80億ドルの売上高を計上した。前年同期の59億ドルから35%増加したことになる。利益は前年同期の1億800万ドルから増加し、1億4100万ドルだった。
Lenovoの好業績はPC出荷台数の急増によるものだ。ノートPCの出荷台数は第1四半期に27%増加し、ノートPC市場でのシェアは15.4%を記録した。デスクトップPCの出荷台数も前年同期比21%増となった。
Lenovoによると、同社のPC世界市場シェアは15%を占め、主要なライバルであるHewlett-Packard(HP)のシェア15.7%に肉薄しているという。7月末に調査会社Canalysは、世界のPC市場におけるLenovoの第2四半期の市場シェアを12.1%、HPの同シェアを12.5%と発表したが、Canalysはタブレットも計算に入れている。
この数四半期、優れたハードウェアであると自ら信じる製品を顧客に提供し続けてきたLenovoは、PC戦略への自信を深めている。15日にはLenovoの最高経営責任者(CEO)であるYang Yuanquing氏が、Microsoftが近日リリースを予定している「Surface」タブレットに関連して、「Microsoftなどのライバルより、はるかに優れたハードウェアを提供していると今も確信している」と述べた。
だが、Lenovoの成功のカギは実のところ国際市場かもしれない。同社は2011年に出荷台数が中国市場で9.2%増加し、アジア太平洋南米地域全体では59.2%も増加した。欧州、中東、アフリカでの出荷台数は62.3%増加している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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