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キャリアを再構築するための10の法則

エグゼクティブブックサマリー2012年08月20日 10時00分
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この記事は海外のベストセラー書籍を日本語化して配信するサービス「エグゼクティブブックサマリー」の抜粋です。

今回は『キャリアを再構築するための10の法則』~どんな経済状態でも生き残るための重要なスキル~(The 10 Laws of Career Reinvention : Essential Survival Skills for Any Economy)をご紹介します。この要約書で学べることは、1.厳しい経済環境の中で、キャリアの再構築が必要な理由、2.キャリア再構築の10個の法則の使い方、3.キャリアの再構築に成功した人々とその方法、4.自分のキャリアを再構築する方法です。


3分間で理解する本書の要点

  • 本当の職の安定は、自分の運命は自分でコントロールするものだと理解することで生まれる
  • キャリアを再構築することは、重要なライフスキルである
  • キャリアの再構築には、強い意志、献身、そして適切な姿勢が必要である
  • 言い訳を止めない限り、キャリア再構築が順調に進むことはない
  • キャリアを再構築する人は、ほとんど誰も通ったことのない道を選ぶことの重要性に気づく
  • チャンスを作り、広めるための独創的で新しい方法に、自分の能力と経験をつぎ込むこと
  • 友人、仕事仲間、目標を理解してくれる仲間で構成された個人的な「再構築委員会」の知識や知恵やコネを有効利用すること
  • 目指す業界の「内部の人間」と人脈を作り、業界の良い点と悪い点を探り、キャリアの選択肢の1つとして実現可能かどうか学ぶこと
  • すんなりと新しい業界へ移行するためには、その業界の言葉を流暢に操れるようになること
  • 自分自身や自分の能力を信じる気持ちを発すれば、周りの人を引き付けることができる

本書の推薦コメント

 もし自分のキャリアは欲しい結果をもたらしてくれないと思っているのなら、分かりやすい本書を読むべきです。パメラ・ミッチェルは、キャリアゴールを検証し、再定義し、達成するための、完全に革新的とはいえませんがよく考えられた手法を提供しています。各チャプターの冒頭では、実際にキャリアチェンジを経験したことのある人の詳細なプロフィールが紹介されています。その後に、法則が説明され、法則から得られる大切な教えが論じられ、隠れた矛盾点が分析され、戦略とテクニックが提供されています。さらに、本書の最後のワークブックの中では法則ごとの演習問題が紹介されています。キャリアチェンジを始め最後までやり抜く準備が出来ている人に、実践的なマニュアルとして本書をお薦めします。

キャリアを再構築する

『キャリアを再構築するための10の法則』
『キャリアを再構築するための10の法則』

 景気後退のせいで、職場の法則は変わりました。企業や労働者は、急速な技術変化、短い景気循環、新しい競争要因を目の当たりにしています。そんな中、自分のスキルを生かし、ビジネスの世界の変わりやすいトレンドに自分の専門技術を合わせるための、柔軟性のある戦略的なアプローチを取らなければなりません。「キャリアを再構築する人」は、1つの会社に忠誠を誓う代わりに、個人として、および、社会人として成長するチャンスに対して誠実になります。次に記す、10個の法則に従い、自己改革し、キャリアを再構築してください。

 会社に忠誠を誓うことで、自らを成長させるチャンスをつかみます。さて、ここから自己成長と自己改革において重要なキャリアを構築するスキル全10項の法則について解説していきます。まずは、1つ目の法則からスタートします。

キャリア再構築は、人生に対するビジョンを描くことから始まる

 テレビシリーズ「ディス・オールド・ハウス」を17年間手掛けた製作責任者であるブルース・アービンは、2006年に職を失いました。その時アービンは、自身の「内なるパイロット」の言葉に耳を傾け、その後リフォーム・コンサルタントとして再出発しました。今彼は、大がかりな住宅リフォームを行おうとしている住宅所有者のために、指導や調整、代理を行っています。

 アービンの経験は、キャリア再構築の1つ目の法則の意図を説明するよい例です。その意図とは、「自分のキャリアは自分の人生のためにあるのであって、その反対ではない」というものです。自分の持っている才能を発掘し、自分に足りないスキルを突き止めてください。そうすることで、そこにある大きなギャップを埋めることができます。自分の望む生き方と興味のある職業が交差する重要な点を見つけるには、仕事そのものと、自分が理想とする生活の形態は別々に考えてください。考え得るキャリアをいくつか書き連ね、今の生活の中で最も好きなことについて考えてください。

 1つ目の法則は、自分には何ができるか、そのためには何が必要かを徹底解明することです。また、考え得るキャリアや好きなライフスタイルも列挙することです。ポイントは、自己肯定の中、熟考することが大前提です。

最良のガイドは自分の体

 クリスティーナ・ガルザは専攻していた化学工業が嫌になり、テレビ・ジャーナリズムに専攻を変え、テレビ局のテレムンドとフォックス・テレビで仕事を見つけました。放送の仕事に10年間携わった後、ガルザはパリに3日間の旅行に行きました。そのパリ旅行で刺激を受け、ガルザは自分の人生の方向性について考え直しました。そのまま3カ月間フランスに滞在し、アメリカに戻ると、今度は割りのいいメディア向け広報の仕事に就きました。

 ガルザの経験は、2つ目の法則の重要性を示しています。それは、「自分の感じ取る能力を磨き、自分の体が発する本能的な信号を大切にする」ということです。自分の「内なる声」に耳を傾けなければ、あなたの頭は事実を歪め、一見合理的に見えるけれど、実は不幸を招く恐れのある決断を下してしまいます。

 エネルギーに満ちていると感じ、解放感があり、心が穏やかで、情熱を感じている時に自分は何をしているのか、そして何を考えているのか、理解してください。また、頭痛や胃の不調、への字口やけん怠感など「小さな赤信号」に注意してください。それらはすべて、何をするべきで、何をするべきでないか、身体が信号を発しているのです。

 2つ目の法則は、自分自身の本能に従うこと、またそのサインを見極めることです。体裁や理性で、導き出した答えではなく精神や身体が素直に受信できるものを大切にするということでしょう。

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