キャリアを再構築するための10の法則 - (page 2)

エグゼクティブブックサマリー2012年08月20日 10時00分

言い訳を止めた時に、前進する

 芸術家のジェフリー・リュデルは、家族に自分は同性愛者であることを告白すると、家族から勘当され、大学も止めなければならなくなりました。リュデルは、感じているけん怠感を、愛情に満ちた家族の支えや大学の学位やお金がないせいにしていました。そして、自分は創造力や社交術を持っていることに、気付いていませんでした。しかし、言い訳をするのをとどめると、物事が驚くほど順調に進み始めました。リュデルは立法担当秘本

 しかし、この2つの領域で最も望むものを手にすることは、満足感を得るための秘訣である書になり、その後、「マンハッタンの社会貢献サークル」の優秀な問題解決者として有名になりました。リュデルの経験は、3つ目の法則の持つメッセージを示す良い例です。それは、「キャリア再構築を前進させるためには、言い訳をするのを止め、恐怖心を乗り越え、進んで行動を取らなければならない」というものです。例え理性では変化を理解し、受け入れていても、無意識の中では恐怖を感じているものです。

 「実際の恐怖(例えば、荒海の中で泳ぐこと)」と、「見せかけの恐怖(例えば、就職面接など)」を見極めてください。支えてくれる人達と自分の感じている恐怖心について話し合い、自分の過去の成功のことを考え、恐怖心を持っていたにもかかわらず前に進んだ手本となる人の後に続いてください。言い訳を、自己成就予言にしてはいけません。

 (注釈:自己成就予言とは、個人が、意識的あるいは無意識的に、自己の予言や主観的期待に沿うような結果を生じさせる行動をとったために、自己の予言や期待通りの結果が出現する現象。または、そのような予言)

 3つ目の法則は、言い訳をとどめることです。そして恐怖心やネガティブの要因は自らを肯定する貴重なソースだと考えることです。

求めるものは、誰も歩かない道の上にある

 作家、ディレクター、そして民放テレビ局のテレビ番組「グッド・ファット」の司会者であるオールトン・ブラウンは、映画制作について学び、監督や撮影カメラマンとして10年間働きました。1993年、ニューイングランド料理学校に入学しました。テレビ番組「グッド・イート」の仮台本を2本書き、今、まるで「8車線の高速道路」のようなキャリアの道を走っています。今でも十分成功しているにもかかわらず、ブラウンは「次の分岐点」を探し続けています。

 ブラウンの経験は、4つ目の法則の意味を明確にしています。その意味とは「新しい道はさらなるチャンスにつながる」というものです。新しい、ほとんど誰も通ったことのない道を探してください。人生の中でかかわる人々の魅力的な誘惑の言葉や、ありふれた日常に縛りつけようとする自分の頭の中の声には気を付けてください。あまり目立たない選択肢を求め、受け入れてください。「うまくいくまで、うまくいっているふりをする」作戦を使い、いつも否定ばかりする人が混乱させようとしたり、口出ししてきたり、さらには神経を逆なでしてきたりしても、しっかりと自分を持ち、前に進み続けてください。

 4つ目の法則は、開拓です。そして新たな道のりがチャンスの芽を紡いでくれるということです。また、足を引っ張る声や混乱を呼び起こす声には、惑わされないでください。

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