ニューヨーク市警の警察官であるフェリーナ・ラコフスキは、生まれたばかりのわが子に母乳を飲ませる方法を自分は知らなかったことに気付き、落胆しました。しかし、この経験が彼女に目標を持たせました。その目標とは、女性に母乳のあげ方を教え、必要なものを提供するビジネスを立ち上げることです。ラコフスキはニューヨーク市警でさらに2年働きながら、自分のアイディアを実現するための調査と人脈づくりを行いました。
アリゾナ州で開かれた産業協議会に出席した時、ラコフスキは授乳ステーションを所有するスティーブ・ウォーバートンとキャリー・ウォーバートンに好印象を持ってもらえたため、2人にできる限りのことを教えてもらいました。それからほどなくして、ラコフスキはニューヨーク州で初めての授乳関連の専門店をオープンしました。マンハッタンのアッパーウェストサイドに構えるラコフスキの店「アッパー・ブレスト・サイド」は、アドバイスの提供や個人指導、必要な製品の販売を通して、妊婦や授乳期間中の母親を支援しています。
ラコフスキは7つ目の法則の重要性を経験しました。それは「内部の人間と話をする」というものです。人脈をうまく活用して、目指す業界の経験豊富な人からアドバイスや情報をもらってください。オンラインツールをチェックし、同窓生の中から探し、協議会やセミナーに参加してください。内部の人間と出会ったら、たくさんの質問をして、「内部の状況」や情報を引き出す努力をしてください。ただし、燃え尽きてしまった人や下心を持って妨害しようとしていると思える人は、例え内部の人でも避けてください。
7つ目の法則は、内部の人々と人間関係を構築し情報を得ることです。その際、本来の目的に意図する関係性を保つべき人物かどうか見極めることも重要な課題の1つだということです。
ジュリー・アン・ホートンは、アメリカン・ゴルフ・コーポレーション(AGC)で働きたいと思っていたため、面接の前に「ゴルフ語」が話せるよう勉強しました。それから数年の間に、ホートンはAGC社のマーケティングおよびブランド戦略を策定し、2400万ドルの予算を管理し、収益目標を30%上回り、21歳にしてジャガーを購入しました。法学部を卒業し、知的財産学の修士号を取得した後、2つの大手バイオ技術企業で弁護士として働きました。
2005年、再びキャリアを変更としようとしました。その時、自分のスキルと経験を、目指す業界である音楽業界の人が理解できる言葉に書き変えました。その6カ月後、彼女はワーナー・ミュージック・グループに勤め始めました。それから数年後、ウェブコンテンツ会社であるマインドスパーク・インタラクティブ社で法律顧問になりました。
ホートンの経験は、8つ目の法則の意味を説明しています。それは「新しいネイティブ言語を身につけること」です。目指す業界で使われている用語や表現を流暢に操れるようになることの重要性を認識してください。そして、その業界の採用担当者が、あなたが過去達成したことが自分の組織にどのような恩恵をもたらすのか、自然に理解してくれるなどと期待してはいけません。
ただし、ただ新しい専門用語を暗記するだけではいけません。文化に溶け込んでください。内部の人は専門用語をどのようなニュアンスで使っているのか学んでください。流ちょうに話せるようになるには、内部の人間と同じ時間を過ごし、協議会に出席し、ブログを読むことが重要です。仕事をベースにした履歴書を作る時も、企業家としてのビジネスをベースとした略歴書を作る時も、目標とする業界特有の言葉で自分のスキルや能力を表現してください。
8つ目の法則は、ネイティブな言葉を話せるようになることです。必要な業界用語や相手にとってスムーズな言語を使えるようなスキルを見につけるというだと思います。相手中心であるということは、相手の文化を受け入れていることだと伝わる為、事を運ぶに当たり大変優位に働くのではないかと思います。
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