机の上に無造作に置かれたペンやクリップ。毎日見ているにもかかわらず、いざ使おうと思うと見つからない。そんな、ちょっとした不便をたった100円で解消できるとしたら、自分でもやってみようと思うだろう。本書には100円ショップの文具を使って、普段から「もう少しなんとかしたいな」と思っていることを、ちょっとだけ楽しく解決するアイデアが詰まっている。
最近の100円ショップの品揃えには圧倒される。中でも文房具は玉石混交。1回で使えなくなったという経験をしたことのある人は、少なくないはずだ。その中でも、選りすぐりのお役立ち文具や、元々の用途は違うが工夫次第で別の用途に使える文具が紹介されているので、人が試して良かったものを買いたいという人に役立つ。しかし、本書の魅力はそれだけではない。
身の回りの整理整頓をはじめ、勉強や仕事の効率化をとことん追求して提案されているアイデアを読むことが、「自分も同じことで困っていた」「自分もやりたいと思っていた」ことに気づくきっかけとなるという点だ。普段は、忙しくて見逃してしまっていた不便なこと、やりたかったことに、これを機会に取り組んでみるのもいいだろう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス