会社勤めだと、仕事で使う文房具は、会社から支給されることがほとんどだろう。すると、値段が安いというだけで選ばれた書き味のあまり良くないボールペンや、実用第一の単一カラーのノートなどが配られ、「これを使って仕事するのが楽しい!」という気分にはなれなかったりする。それでもまったく構わないという人ももちろん多いだろうが、いったん「良い文房具」を持ってしまうと、文房具1つでこうもやる気が違うものかと驚く。
本書では、持っただけでやる気が出るような、仕事がしやすくなるような、そんな文房具をなんと101個も紹介している。なかなか自分ではこれだけの文房具を試すのは難しいので、気に入っているところ、良いところ、残念なところ、組み合わせると良いものなど、一つ一つの紹介がとても参考になる。これだけあれば、「ちょっと不便だと思っていたけれど」を解決してくれる文房具が見つかる。
さらに、オリジナルのポストイットを使ったToDo管理の方法や、デジタル化しない文書の整理方法など、いわゆる「仕事術」とも直結した内容で、単なる文房具の紹介で終わらないのが素晴らしい。それにしても紹介されている文房具が、どれもこれも便利で素敵そうに見えてしまい、財布の紐がゆるみそうだ。
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