大学生(もしくはその両親)が教科書にかかる費用を節約できる方法が増えている。
2011年に「Kindle」電子書籍リーダー向け教科書レンタルサービスを開始したAmazon.comが米国時間8月6日、今度は通常の紙の教科書を貸し出すサービスを開始した。
同社のFAQによると、学生は最大130日間教科書の貸し出しを受けられ、同サービスによって少なくとも小売での購入価格を最大70%節約できると同社は説明している。教科書は重いので送料がかかるが、「Amazon Prime」の会員になるか、注文額が25ドルを超えると送料は無料になる。それほど難しい条件ではなさそうだ。
当然ながら新学期を控えたこの時期に教科書レンタル事業を拡大することで、Amazonは同じく教科書レンタルを手がけるBarnes & Nobleや、教科書レンタルそのものをメインビジネスとするCheggのような新興企業への対抗を強化しようとしている。
eBayのHalf.comも教科書レンタルを手がけており、Appleはレンタルはしていないものの教科書市場に切り込もうとしている。Appleは2012年1月に「iBookstore」を通じてデジタル教科書の販売を開始した。
この件についてAmazonにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」