検索大手Googleは、3つのサービスを廃止するとともに、同社計画の伝達に使用するブログを統廃合する予定であると述べた。
同社は、今回の決定について、エンジニアリング担当ディレクターを務めるMax Ibel氏によるGoogle公式ブログへの投稿で発表した。数件のサービスを廃止するとともに、公式ブログなどのコミュニケーションチャネルをいくつか閉鎖するという。それらの多くはひっそりと閉鎖され、最新情報は今後、同社が現在管理する150を超えるブログのなかで最も人気の高いもので発信される予定である。
廃止されるサービスは、次の3製品である。
「Google Apps for Teams」:2008年に提供開始された同サービスは、認証済みメールを所有するGoogle Appユーザーやネットワーク接続された学校や大学のユーザーが、「Google Docs」「Google Calendar」「Google Talk」などの電子メール以外のアプリケーションを使用してプロジェクトに共同で取り組めるようにするものだった。しかし、同製品は、「当初予想していたよりも人々にとって便利なものではなかった」ため、2012年に廃止することにしたとIbel氏は述べた。
米国時間2012年9月4日から、Google Apps for Teamsの既存アカウントは個人用のGoogleアカウントへと転換される予定である。
「Google Video for Business」:同サービスは、「Google Apps for Business」と「Google Apps for Education」のユーザー向けに提供されたビデオホスティングおよび共有プラットフォームである。組織が「社内コミュニケーション用にビデオを使用」することを目的として設計されたが、2012年秋からGoogle Video for Businessでホストされているすべてのメディアが、(一般向けのプラットフォームである「YouTube」ではなく)「Google Drive」に移行される予定である。
ただし、移行されたビデオはすべて無料で保存され、その容量はユーザーに割り当てられている利用可能ストレージ容量にはカウントされない予定である。
「Google Listen」:2009年終わりにGoogle Labsからリリースされた同製品は当初、ユーザーが新しいポッドキャストを検索して再生できるようにすることを目的としていた。しかし、同アプリケーションは2012年11月1日に廃止される予定である。理由としては、同サービスに代わって「Google Play」がいくつかのポッドキャストアプリケーションを提供しており、Google Listenは冗長になったためである。
Google Listenを介したサブスクリプションを利用しているユーザーは、「Google Reader」を介してそれらをダウンロードできる。
同社は2011年9月、「Aardvark」「Google Desktop」「Fast Flip」「Google Notebook」「Sidewiki」などの廃止を発表した。また、「iGoogle」も2013年11月1日に廃止される予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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