Steve Jobs氏は、よく知られているように7インチの「iPad」は小さすぎると発言したかもしれないが、Jobs氏の周囲の人たちはこのアイデアにもう少し好意的だったようだ。
Appleとサムスンの間で争われている訴訟では数多くの興味深い話が明らかになっているが、インターネットソフトウェアおよびサービス担当責任者のEddy Cue氏は小型iPadのアイデアに関心を持っていたことが新たに分かった。Cue氏は、7インチタブレットというアイデアはうまくいく可能性があると考えており、そのことをSteve Jobs氏にメールで伝えたという。
Cue氏の考えが記されたこの2011年1月24日付けのメールは、Appleで「iOS」ソフトウェアの責任者を務めるScott Forstall氏に対するサムスンの反対尋問の中で公開された。サムスンは、Appleが他社製品のベンチマークテストをしていると主張している。
サムスンは、7インチの「GALAXY Tab」を2010年に発売した。その後に異なるサイズのタブレット製品もいくつか手がけているが、この7インチタブレットに力を注ぎ続けている。
Cue氏は自身の電子メールで、感謝祭が過ぎた頃、同氏がより小型のタブレットのアイデア携えて当時のApple最高経営責任者(CEO)であるJobs氏を何度か訪ねており、Jobs氏は「最後に」そのアイデアを受け入れたと記している。
Appleは、2012年後半に小型の「iPad mini」を発表する準備を進めていると言われている。このデバイスは、Amazonの「Kindle Fire」とその後継製品、およびGoogleの「Nexus 7」と競合すると見られる。どちらも7インチ型のタブレットで、価格は200ドルだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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