視聴も録画もiPad/iPhoneで--「録画対応デジタルTVチューナー」レビュー

 ソフトバンクBBの「録画対応デジタルTVチューナー」は、iPad/iPhoneに対応したテレビチューナだ。その名の通り録画にも対応しており、地上波/BS/CSそれぞれの映像を付属のユニットに録画できる。

 iPad/iPhone対応となっているが、これらと有線で直接接続するわけではない。TVチューナと専用HDDの2つのユニットで構成された本製品を家庭内に設置し、それにiPad/iPhoneから無線でアクセスして映像を受信する、あるいは予約録画するという使い方になる。iPad/iPhoneから操作するテレビ受信・録画サーバという表現のほうが正確だろう。

本体はMac miniと同等サイズ。ハードディスクはiVDRを採用

  • 製品パッケージ。製造元はピクセラ。本体と専用HDDの2つに分かれている

 本体はMac miniと同等のサイズで、TVチューナと、ハードディスクを収めた専用HDDのユニットの2つで成り立っている。両者のフットプリントは同じサイズで、付属のショートタイプのUSBケーブルで接続してしまえば、外見上はひとつのユニットに見える。縦置き用のスタンドも付属しており、縦横どちらの向きでも設置が可能だ。なおハードディスクはiVDRを採用しており、カートリッジ式で交換が可能だ。

  • 製品本体。TVチューナと専用HDDの2つのユニットで構成されており、ひとつのスタンドにまとめて立てることができる

  • 背面から見たところ。こうして見るとひとつのユニットのように見える。背面には添付のminiB-CASカードを取り付ける

  • これは横置きの状態。こちらのほうが安定感はある。手前側面にはSSIDが記されている

  • 使用時には2つのユニットをUSBケーブルで接続したのち、電源ケーブル、アンテナケーブルを接続する。ちなみにLANケーブルは使い方によっては接続しなくてよい場合もある

  • ハードディスクはiVDRを採用。容量が足りなくなればカートリッジを差し替えることができる

  • iVDRのカートリッジ。今回の製品には500Gバイトの容量のモデルが添付される

  • フットプリントはMac miniとほぼ同等で、CDと比べてもひとまわり大きい程度

  • 単体で立てるためのスタンドも付属している

 まずはこのユニットを家庭内のLAN上に設置し、アンテナケーブルを接続。ついでiPad/iPhoneに専用アプリ「録画対応デジタルTV(StationTV i)」を導入し、専用のSSIDおよびKEYを設定する。これらは製品本体にシールで貼られているので、それを見ながら設定を行う。

  • App Storeから専用アプリ「録画対応デジタルTV(StationTV i)」をダウンロードする。iPad/iPhone側にはアプリのみ入っていればOKで、ワンセグチューナのような機器を接続する必要はない

  • 起動後、まずはチャンネルのスキャンを行う

  • 設定手順はわかりやすいウィザードで表示される。手入力を伴う場合もあるがそれほど難しくはない

 設定が完了してアプリを起動すると、まずチャンネル設定のための画面が表示され、それが終わるとテレビの映像が表示される。iPadが横向きだと全画面、縦向きだと上半分にテレビの映像、下半分に「ながら見」をするためのインターネットの画面が表示される。言うまでもないがワンセグとは段違いの画質で、スポーツ中継など動きの激しい映像でもない限り、動きも滑らかだ。こと画質面で不満を感じることはまずないだろう。

  • セットアップの手順が完了し、テレビの画面が表示された。この画像では上下に操作メニューが表示されているが、もちろん非表示にすることも可能

  • iPadを縦向きにすると、「ながら見モード」と称し、下半分にブラウザを表示して番組情報などを検索できる。なおデータ放送には対応しない

  • 画面を左右にフリックしてチャンネルを切り替える

  • 画面を上下にフリックすると地上波/BS/CSの切り替えが可能

  • 画面左上の局名をタップしてチャンネルリストを呼び出し、選局することもできる

  • 番組表を表示したところ。現在視聴中の番組が青い背景色で表示される。7日先の番組まで表示でき、ピンチイン・ピンチアウトで高さを調整できる

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