携帯電話の写真や動画、ゲームを大画面のテレビに表示する方法を探しているユーザーなら、必要なケーブルはもう入手済みかもしれない。しかし、チップメーカーのNVIDIAは米国時間7月26日、「Miracast」を利用した無線伝送によるスマートフォンやタブレットでのコンテンツ共有に一歩近づいたと発表した。
無線伝送の標準規格候補となっているMiracastは、デバイス間で直接Wi-Fi接続して通信を行う。Appleの「AirPlay」と同様に、一般的なWi-Fiネットワークにログオンする必要はない。
NVIDIAや他の多くの企業が参加するWi-Fi Allianceは、今後数カ月の間にオープンなワイヤレスディスプレイ規格を策定する準備を進めている。この計画は5月末にWi-Fi Allianceが発表した。
Wi-Fi Allianceのパートナーが製造する「Wi-Fi CERTIFIED Miracast」対応デバイスで、NVIDIAのクアッドコアプロセッサ「Tegra 3」を搭載していれば、様々なHDテレビなど、他の対応デバイスとコンテンツを共有できるようになる。
T-Mobile向けの「HTC One X+」について流れている憶測がもし正しければ、うわさされているこのクアッドコアプロセッサ搭載スマートフォンが最初のMiracast対応デバイスになる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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