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米ヤフー新CEOに就任したM・メイヤー氏--同社に与える好影響とは

Ben Parr (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年07月20日 07時45分
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 米Yahooは偉業を成し遂げた。Carol Bartz氏やScott Thompson氏、そしてRoss Levinsohn氏のことは忘れよう。Marissa Mayer氏がYahooの新しい最高経営責任者(CEO)だ

Marissa、幸運を祈る。
Marissa、幸運を祈る。
提供:Dan Farber/CNET

 これがYahooにとってどれほどの成功であるかは、強調してもし過ぎることはない。Googleの20人目の社員で、同社初の女性社員であったMayer氏は、Googleで最も有名な社員の1人だった。Mayer氏は、Googleのローカル製品の担当に追いやられる前は、Googleの検索エンジンのための製品を長年担当していた。Googleにおける同氏の影響力が弱まっていたことは明らかで、同氏がGoogleという快適な場所を離れることを決断するのが難しくなかったのはそのためかもしれない。

 苦戦を続けるYahooにMayer氏が加わることは、即座に同社に影響を与えるだろう。以下では、Mayer氏がYahooにもたらす影響をいくつか挙げる。

  • Mayer氏の就任によって、Yahooのテクノロジに関する確実性が増す。Yahooは長年にわたり、メディアとテクノロジのハイブリッド企業としてのアイデンティティに苦しんできた。Terry Semel氏のCEO在任期間には、Yahooはメディア領域に進んだ。一方で、Carol Bartz氏とScott Thompson氏がCEOだったことは、Yahooがテクノロジというルーツに戻ろうとしていたことを示していた。そしてLevinsohn氏に替えてMayer氏を選んだことは、Yahooが有力企業の製品と競争するための製品を作ろうとしていることを、実にはっきりと示すものだ。
  • メディアは、ピニャータ(メキシコのくす玉人形)をたたくようにYahooを批判することをやめるだろう。Mayer氏はメディア受けが良い。メディアはMayer氏の一挙一動を追うだろうが、Yahooの将来に向けた計画を実行する時間をMayer氏から奪うことはないだろう。Yahooは、大きな失敗をしないうちは安泰だ。
  • Mayer氏は優秀な人材を引き寄せるだろう。Mayer氏はカリスマ的な人物だ。同氏はYahooを再編し、自らの幹部チームを引き入れる。この幹部チームも同じように、それぞれが自らのチームを雇うだろう。筆者はYahooに人材が流れ込むことになると予想している。
  • Mayer氏のCEO就任は瞬時に、再びYahooをシリコンバレーで注目される存在にしている。Mayer氏はシリコンバレーで最も著名な企業幹部の1人だ。筆者の個人的な経験から言えるのは、Mayer氏は、どんな部屋でも入っていくとすぐにその場を支配してしまうということだ。同氏は経験豊富で、如才がなく、愛想が良い。Mayer氏に初めて会った時に、好感を持たないでいるのは非常に難しい。どうやらTwitterの世界も、筆者と同意見のようだ。

 「Yahooがまた『クラスの人気者』の座に返り咲いた!よくやった!」

 「なんてことだ。これは予想外だった」

 「Yahooの株は買い時だ。@marissamayer、おめでとう。あなたがYahooとコア製品をよみがえらせるのを楽しみにしている」

 「.@marissamayer、シリコンバレーで最も優れた人格者の1人に新しい役職就任おめでとうと言いたい」

 Mayer氏のCEO就任のおかげで、Yahooは短期的には調子が上向くだろう。しかし同氏のCEOとしての真価はまだ試されていない。同氏の経営スタイルがYahooでうまくいくかどうかはまだ分からない。Yahooでの仕事は、単なる修復作業ではなく、徹底的な分解修理だ。同社が抱える問題は幅広く、組織全体に及んでいる。Mayer氏は新しい製品を作り出して、Yahooの資産に人々を惹き付けなければならないだろう。同時に、ウォール街と、シリコンバレーの才能ある一般エンジニアの両方の共感を呼ぶようなビジョンを見つける必要があるだろう。

 Marissa、これからの道のりは長い。幸運を祈る。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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