Marissa Mayer氏の初出勤日は、ウォール街の予想を上回る第2四半期決算の発表と重なった。
発表によると、同四半期の純利益は1株当たり18セント、売上高は12億2000万ドル(前年同期は12億3000万ドル)だった。純利益は前年同期からほぼ横ばいだったが、ウォール街が好む「調整済み」ベースで計算した場合は、45%増だった)。
このニュースが発表される前日、YahooはGoogleから引き抜いたMayer氏を最高経営責任者(CEO)に抜擢するという意外な人事を発表している。
Mayer氏の任命は概ねあたたかく歓迎されたが、同氏はいくつかの大変な課題に直面している。CitigroupのアナリストであるMark Mahaney氏はリサーチメモに次のように記している。
ほぼ間違いなく、Yahooはここ5年以上にわたって適切な経営がなされておらず、そのことを非難されるべき人は大勢いる。インターネット広告の長期的な成長を牽引する要素が明確に存在するにもかかわらずフリーキャッシュフローが何年にもわたって全く増加していないことは、経営のまずさを示す最も明白な証拠だ。われわれが少し心配しているのは、Mayer氏を選択することによって、Yahooは明らかに攻撃的で大胆な成長戦略を追求しているということだ。われわれは、バリュー戦略の方が適切なのではないか、と考えている。
Yahooの公式声明には、最高財務責任者(CFO)であるTim Morse氏の短いコメントが含まれている。Yahooの決算についてアナリストと話し合う17日午後の電話会議にMayer氏は参加しない見通しだ。
最新情報:Mayer氏の不参加が正式に決まった。Morse氏は電話会議の始まりを告げる際、あらかじめ用意された声明を読み上げる前に、「Marissaは今日が就任初日なので、この会議には参加しない」と述べた。これは決して意外なことではないが、もしMayer氏が参加していれば、劇的な新CEO披露の場になっていただろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス