「Firefox」ブラウザの最新版では、検索やURLバーのセキュリティが強化され、「Mac OS X」やHTML5への対応も進んでいる。
「Firefox 14」(Windows版、Mac OS X版、Linux版がダウンロード可能)の最大の変更点は、すべてのGoogle検索でHTTPS通信を採用したことだ。つまり、詮索好きな他者が、特に公共のネットワークなどで、個人の検索行為を傍受することができなくなる。FirefoxによるHTTPS通信サポートは現時点でGoogleだけだが、Mozillaは、近い将来他の検索エンジンにもHTTPS化を拡大することを望んでいる、と今回のアップデートを発表したブログ投稿で述べた。
インターフェース上の小さなデザイン変更も、セキュリティに関するものだ。ロケーションバーの左側に表示され、SSL認証によりセキュリティが確保されていることを示す鍵アイコンが、この改良で見やすくなっている。
「Mac OS X 10.7 Lion」については、ネイティブでフルスクリーンに対応している。全バージョンのFirefoxで、URLのオートコンプリート機能が実装されたほか、サポートするハードウェアAPIも増えた。これらのAPIには、スクリーンセーバーにゲームを中断させないための「Wake Lock」、一人称シューティングゲームで便利なマウスによるブラウザ内制御を強化する「Pointer Lock」、サイトを構成するコードを確認したい開発者向けの「Pseudo Class Lock」などがある。
Mozillaは、Firefox 14の変更点に関するリリースノートを公開している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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