適切な人材が見つからない時に--検討すべき5つの対策 - (page 2)

Scott Lowe (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎2012年07月23日 07時30分

オフショア化を検討する

 おそらく、もし国際的に手を広げてもいいのであれば、払える水準の金額で、必要なスキルを持つ人材をどこかで見つけられるはずだ。助けになる資源を見つけるには、ELanceやGuru.comなどのサイトを活用するといいだろう。

 問題点:自社のチームの一員でない人たちは、成果を投資だとは考えないかもしれない。国際的な協力関係には、タイムゾーンに関する問題が付きものであるほか、言語や文化の壁に関する問題が起こる可能性があるが、そういった種類のサービスを提供している会社の多くは、長年の間にそれらの問題を解決している。

 さらに、アウトソースを行う場合、事前に十分に計画を練っておく必要がある。これについては、社内の資源を利用する場合にはあまり心配する必要がない場合もある。とは言うものの、これはプロジェクトの範囲がずれてしまい、取り組みを台無しにしてしまうことを避けるためにはよいことかもしれない。

オンショア化を検討する

 もう少し手近なところにとどめておきたいが、やはりアウトソーシングは検討の対象となり得るという場合、最近登場した「オンショアリング」企業を当たってみることもできる。わたしは2011年に、Rural Sourcingと呼ばれる会社と付き合って得た自分の経験についての記事を書いた。オンショアリング企業は、見つけるのが難しいスキルセットを必要とする分野でもサービスを提供していることが多く、それらの企業は同様のサービスを提供するコンサルタントよりも費用面で手頃な場合が多い。その理由は、それらの企業の多くは生活費が安くて済む地方に立地しており、支払う給与も若干安く済むからだ。この節約が、回り回ってサービス価格の安さという形で現れている。

 問題点:この場合も、これらの外部資源との協力は慎重に行う必要がある。これは、社外チームを社内のチームと統合する必要があることと、プロジェクトの仕様を厳密に定めておく必要があるからだ。

まとめ

 空いた穴を埋められる優秀な人材を見つけるのは、非常に難しい場合がある。何か手を打つ必要があるが、求人市場ではよい候補を見つけられない場合には、まず給与水準と職務説明に問題がないかを確認し、もし問題がなければ、社内の資源を使ってその穴を埋めることを含め、あらゆる手段を検討してみることだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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