--「Google Docs」のように無料でオンライン利用できる部分はあるのか。
Microsoftは、無料のGoogle Docsに類似した一連のウェブアプリをSkyDrive経由で既に提供している。新しいOfficeを試すには、Customer Preview版にサインアップして、無料で試用することが可能だ。だが、ソフトウェアを購入するとクラウド接続が無料提供され、月額料金は発生しない。Microsoft OfficeにはサブスクリプションベースのクラウドサービスOffice 365もあり、料金は月額4~20ドルとなっている。これには、必要に応じてリモートのPCからアプリケーションをストリームする機能が含まれており、Office 2013をダウンロードして使用する機能も含まれる予定だ。
デフォルトの状態では、Microsoft Office 2013は文書をSkyDrive経由でクラウドに保存する。設定や辞書、テンプレートも、あらゆるデバイスからクラウドで利用することが可能だ。
--「iOS」との互換性は提供されるのか。
Office 365はいくつかのウェブブラウザアクセスをサポートしており、それは「iPad」や「iPhone」で動作する。それ以外では、iOS向けのOfficeバージョンは発表されていない。しかし、OneNoteは最終的にiOSだけでなく、「Android」や「Symbian」を搭載した携帯電話でも利用できるようになる予定だ。
--「Mac」版は存在するのか。
Office 2013のMac版はまだ発表されていないが、Office 365はOfficeのMac版と互換性がある。
--システム要件はどうなっているのか。
「Windows 7」かWindows 8を搭載したPC、または「Windows RT」タブレットが必要だ。
--タブレットでは、どのように動作するのか。
Officeの新バージョンはタブレット、さらにはスマートフォンでの使用に対して特に最適化されている。レイアウトは簡素化され、よりタッチフレンドリーになったボタンアイコンが追加されている。Wordではいまだにリボンが残っているものの、煩雑なインターフェースを削除して、より整理されたビューに変えることが可能だ。ほかに追加された機能は、メディア利用および消費に重点を置いている。例えば「Read Mode」では、タブレットで読みやすいように文書が最適化され、本のページをめくるようにして読むことができる。また、文書内で動画を視聴できる。タブレットの内蔵カメラから画像を取得し、リサイズして文書に組み込むことが可能だ。レイアウトはフィンガージェスチャーで変更できる。親指で操作する放射状のボタンスキームも気が利いていて、フォントやカラー、サイズをすぐに調節できる。
--携帯電話では動作するのか。
Windows携帯電話はSkyDriveを介してOfficeをサポートし、保存された変更点はシームレスに更新される。携帯電話上のOfficeがどれだけ強力なものになるのかは不明だ。
--Skypeはどうか。
SkypeはMicrosoft Lyncでサポートされ、複数の参加者による動画チャットを行うことができる。また、Office内でもサポートされており、文書作成でのコラボレーションが可能だ。これは、オフィスでの会議に最も大きな影響を及ぼすかもしれない。Perceptive Pixelの80インチスクリーンを使ったデモでは、巨大なインタラクティブホワイトボードを利用してコラボレーションした会議が行われていた。
--Clippy(Officeアシスタントのキャラクター)は復活しているのか。
Clippyは復活していない。だが、くだけた感じのヘルプ情報が時折ポップアップに表示される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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