Androidには標準でGoogleマップが用意されており、地図をスクロールさせたり、キーワードで検索したりしながら、地図上で目的の場所を知ることができる。しかし、目的地に行くまでの距離を調べるには経路検索をする必要があるし、現在地と目的地の2点間だけならともかく、途中で経由する場所を含めた距離を測定するとなると、途端に難しいものとなる。
そうした問題を解消してくれるアプリが「キョリ測ベータ版」だ。これは、指定したルートの距離を簡単に測定できるもの。画面上の地図で場所を選び、そこに点を設置していくだけで、点を設置した場所を結んだルートの距離を知ることができるのだ。ルートを指定する点は最大100個まで設置できる。また画面上部のタブを切り替えることで、3つまでのルートを同時に指定できることから、複雑なルートの距離を、経路に応じて比較することも可能だ。
ルートを指定する方法は3種類用意されており、用途によって使い分けることができる。例えば目的地や経由地が定まっている場合は、画面下部のボタンを押して点を1つずつ設置し、ルートを指定すればよい。また「公園の周辺の距離を測定したい」などの目的で使う場合は、画面を長押しして地図を固定した後、測定したい場所を指でドラッグし、線を引いていくようにしてルートを指定する。「もっと広い範囲の距離を測りたい」という場合は、画面下部にあるボタンを長押しした後、画面をドラッグしてスクロールさせることで、広範囲にわたったルートの指定が可能になる。
指定したルートとその距離は、タブごとにURLに変換することで、ウェブブラウザから閲覧することができるほか、それをメールやSNSなどで共有することも可能だ。また、指定したルートの距離だけでなく、指定したルートの標高や、その距離を徒歩などで移動した際の時間、消費カロリーなどを算出する機能も備えている。それゆえ仕事だけでなく、登山やジョギング、散歩など、趣味目的で利用しても大いに役立つだろう。
車などで外回りをしたり、長距離を運転したりすることが多いなら、ルート選びをする上でも距離の目安の知りたいことはよくあるもの。そうした時に、キョリ測ベータは強い味方となってくれるはずだ。
>>「キョリ測ベータ版」のダウンロードはこちらから
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」