Dropboxのクラウドストレージ容量が拡大する。少なくとも、「Pro」アカウントの契約者についてはそうなる。
Dropboxは利用者の需要に応え、「Pro 50」プランと「Pro 100」プランの容量を倍増する。たとえば、Pro 50の場合、月額9.99ドルから、または年額99ドルからという料金は据え置きで、容量が元の50Gバイトから100Gバイトに増える。Pro 100では、100Gバイトから200Gバイトに増えることになる。
やはり利用者からのフィードバックを受けて、これでもまだ足りないという個人のProユーザー向けに、Dropboxは500Gバイトのプランを追加する。
Dropboxの製品マーケティング担当マネージャーを務めるAnna-Christina Douglas氏はDropboxの公式ブログで、開発者らは家族からほかにもさまざまなフィードバックを得ており、今回のストレージ増量は画像を自動アップロードする新機能にも好都合だと述べた。
とはいえ、今回大容量のオプションを拡充したことで、小規模企業の顧客や専門職にとってDropboxの魅力が増したのは確かだ。具体的には、業務用の大容量ファイルを保管して、自前のモバイルおよびデスクトップの各種端末からアクセスする必要があるユーザー層だ。たとえば、間取り図を作成する住宅建築請負業者や、大量のビデオ素材を保管するビデオ撮影者や映画制作者などが考えられる。
「Google Drive」やMicrosoftの「SkyDrive」などの競合サービスにより、クラウドストレージ市場が一層混み合ってきたこの時期、Dropboxの今回のアップデートは申し分ないタイミングと言える。
ただし、チーム利用プランには変更がなく、容量が1テラバイトから、ユーザー5人で年額795ドルからのままだ。
Dropboxはまた、Proユーザーを対象に、Pro 100を友人や家族と共有できる3カ月間の試用プランも提供する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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