PCでもiPhoneでもファイルを共有できる「Dropbox」

  • Dropboxに保存してあるファイルをどこからでも参照できる

 Dropboxは、Windows、Mac、iPhone、iPadなど複数の端末間でファイルを共有し、同期できるサービスだ。専用のソフトウェアをPCにインストールして、同期したいファイルを専用フォルダに保存すれば、どの端末からでも同じファイルにアクセスできる。2Gバイトまでは無料。公式アプリを使うと、iPhoneやiPad、Androidなどのモバイル端末からもDropboxに保存したファイルの閲覧やダウンロードが可能だ。

 iPhoneアプリでは、ファイルの閲覧と写真のアップロードが可能なほか、メールの添付ファイルをDropboxにアップロードすることもできる。その他の連携可能なアプリからのファイルのアップロードや、他のアプリでファイルを開くためのハブとしての使い方もできる。

  • メールの添付文書をDropboxにアップロードしてしまえば、後で探すのが楽だ

  • あまり高画質でアップロードすると、無料で使える2Gバイトにあっという間に達してしまう

 写真やビデオをアップロードする際には、[設定]画面から画質を選択できる。常に高画質でアップロードしておきたい場合は、両方とも「もとの画質」を選択しておこう。ただ、高画質にするほど、アップロードに時間がかかる点に注意しよう。

 ファイルを「お気に入り」にしておくと、オフライン上に保存され、通信できない環境でもファイルを閲覧できる。あらかじめお気に入りにしてローカルに保存しておこう。また、ファイルのリンク先をメールで送信すれば、家族や友人と簡単にファイルを共有できる。

  • Dropboxアプリ内では閲覧のみ可能。編集は対応するアプリに出力して行う

 Dropboxでは、過去1カ月分の変更履歴が保存されるため、万一ファイルが破損した場合でも、ウェブブラウザにアクセスして、以前のファイルを復元することができる。そのため、バックアップ目的での使用もお勧めだ。2Gバイトという制限内で使用するなら、現在進行中のプロジェクトに関わる資料をDropboxに保存しておくと良いだろう。Dropboxがあればどの端末からでもファイルを確認できる上、ウェブブラウザからも見られるからだ。2Gバイト以上の容量が必要な場合は、月額9.99ドルで50Gバイトまで利用できるPro 50などの上位プランへの申し込みが必要になる。

 注意点としては、外出直前までパソコンで編集していたファイルを、外出先で見る場合、同期が完了するには多少の時間がかかるため、同期が完全に終わる前にPCの電源を落としてしまうと、せっかく参照しようと思ったファイルが見られない可能性があることだ。急いでいる場合でも、ファイルの同期が完全に終わったことを確認してから出かけよう。

>>Dropboxのダウンロードはこちらから

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