サムスン電子が現地時間7月4日、ソーシャルメディア利用者向けの「Android 4.0」(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)搭載スマートフォン「GALAXY Chat」を発表した。7月のスペインでの発売を皮切りに、今後数カ月の間に欧州、中南米、中東、中国、東南アジア、南西アジアに販売地域を拡大していく。
GALAXY Chatは珍しいデザインを採用しており、3.0インチのQVGAディスプレイの下に縦置きで使うことを想定したQWERTYキーボードがある。公式発表では、プロセッサの速度や製造元が示されていないし、搭載メモリの容量も明らかにされていない。
だが、これまでに分かったことと、「競争力のある価格」で提供するというサムスンの主張を考えると、1GHz以上のCPUと512MバイトのRAMを搭載していても不思議はない。明らかになっているのは、4Gバイトの内蔵ストレージ、2メガピクセルの背面カメラ、microSDカードスロット、1200mAhのバッテリを搭載し、Wi-FiとBluetoothに対応しているという点だ。
パワーはそれほどでなくても、GALAXY Chatにはサムスンのアプリやサービスが多数用意されていて、ソフトウェアで埋め合わせをしている。ユーザーは、同社の「Game Hub」「AllShare Play」「Quick Office」「ChatON」「S Planner」などを利用できる。また、3D化したアイコン、カスタマイズ可能な「お気に入り」トレー、ロック画面からアプリへのショートカットなど、ユーザーインターフェースにもちょっと気の利いた機能が採用されている。
通信事業者の発表や価格設定など、さらに具体的な詳細は、これから明らかになっていくだろう。サムスンの同様のモデルが以前、北米では販売されなかったことを考えると、GALAXY Chatが近いうちにこの地域の通信事業者から提供されるとは思えない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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