サイバーエージェントグループで投資育成事業を展開するサイバーエージェント・ベンチャーズ(CAV)は7月4日、韓国ソウル特別市に投資拠点を開設すると発表した。開設時期は8月。
CAVではこれまで、北京、上海、深セン、台湾、香港の中華圏をはじめ、ベトナムやインドネシアなどの東南アジア圏に投資拠点を開設。合計30社以上への投資を実施してきた。今回進出を発表した韓国でも、メッセージングアプリ「KAKAO Talk」を提供するKakao Corpへの投資実績がある。
韓国拠点の立ち上げを担当するのは、CAVヴァイス・プレジデントの海老原秀幸氏。最近では、写真共有サービス「Snapeee」を提供するマインドパレットやモバイルゲーム開発を手がけるワンオブゼムなどの投資を担当している。
アジアでも群を抜いてインターネットインフラが整い、スマートフォンが普及している韓国。海老原氏によると、オンラインゲームで成功した起業家らがエンジェル投資家として活躍するほか、シードアクセラレーターの動きも活発だという。「特にゲーム、コミュニケーション、教育の分野が強い」(同氏)
韓国での投資戦略については現在未定だが、「CAVはグループに広告代理店なども持っており、韓国から日本に展開できることもわれわれの差別要素にしていきたい」(海老原氏)としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果