ソニー・コンピュータエンタテインメントは7月2日、カリフォルニアを拠点とするクラウドゲーミング企業Gaikaiを買収する正式契約を締結したと発表した。買収金額は約3億8000万ドル。
2008年に創設されたGaikaiは、ユーザーがさまざまな端末上でゲームをストリーミングすることのできるクラウドベースのプラットフォームを提供している。
Gaikaiは以前、サムスンおよびLGと提携して、「Mass Effect 3」や「Need for Speed: The Run」といったゲームを両社のスマートTV向けに提供していた。
この買収によってソニーは、同社のオンラインコンテンツを強化することになる。同社は現在、Gaikaiのプラットフォームをベースとする新しいクラウドサービスを立ち上げ、「没入感のある、インタラクティブなエンタテインメント体験」を提供することを計画している。
今回の買収契約のわずか数週間前には、Gaikaiの最高経営責任者(CEO)であるDavid Perry氏がゲーム見本市「E3」において、両社間に何らかの契約があるといううわさをはっきりと否定していた。
この買収は規制当局による承認を経て完了する予定だが、買収完了時期についてはまだ明らかになっていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」