ソニーは7月2日、プロ用デジタル一眼レフカメラ向けの「XQD(エックス・キュー・ディー)メモリーカード」に、転送速度168MB/秒を実現したSシリーズを追加したと発表した。32Gバイトの「QD-S32」(店頭想定価格:4万円前後)と、64Gバイトの「QD-S64」(同:6万円前後)をそろえる。発売は7月11日。
いずれも転送速度168MB/秒を実現し、民生用のメモリカードとしては業界最速になるとのこと。大容量データでも高速転送が可能で、合計32Gバイトのデータをわずか3.8分でPCに転送できるとしている。
編集用途に広く使われるThunderbolt搭載のPCへは、市販の対応カードリーダーとソニーのXQDエクスプレスカードアダプタを経由することで転送でき、Thunderboltインターフェース対応のデバイスドライバは、7月下旬からダウンロードできるとのことだ。
7月下旬には、重要な撮影データを誤って削除した場合でも、ファイル復旧ができるPC用ソフトウェア「メモリーカードファイルレスキュー」の提供も開始。ダウンロードにて無償で配布される。
XQDメモリーカードは、1月に発表された次世代メモリカード規格。メモリ容量16、32Gバイトで、転送速度125MB/秒の製品が2月から発売されている。
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