ソニーは1月6日、メモリカードの新規格に対応した「XQD(エックス・キュー・ディー)メモリーカード」を商品化した。書き込み速度は業界最高の1Gbps(125MB/秒)を実現するという。発売は2月15日。
発売されるのはXQDメモリーカードで容量16Gバイトの「QD-H16」(店頭想定価格:2万円前後)と32Gバイトの「QD-H32」(同:3万3000円前後)、XQDカードリーダ「MRW-E80」(同:4000円前後)、XQDエクスプレスカードアダプタ「QDA-EX1」(同:4000円前後)。
XQDメモリーカードは、サンディスク、ソニー、ニコンが提案し、2011年12月に標準化規格団体コンパクトフラッシュアソシエーション(CPA)から採用が発表された次世代メモリカード規格。速度理論値は2.5Gbps、将来的には5Gbpsになるとされ、技術的には理論上2テラバイトを超える大容量化が可能としている。
カードサイズは高さ38.5mm×幅29.6mm×奥行き3.8mm。同日ニコンから、XQDメモリカード対応のデジタル一眼レフカメラ「ニコン D4」が発表され、約100コマの連続撮影枚数を実現しているという。
カードリーダMRW-E80は、USB3.0対応で撮影した高画質な静止画などの大容量データをメモリカードからPCへ高速に転送できるとのことだ。
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