LinkedInユーザーは今後、同サービス上の自分のプロフィールにツイートを公開できなくなる。
この変更は、APIの扱いを厳しくするというTwitterの決定を受けたものだとLinkedInは述べた。これにより事実上、過去2年半にわたって存在していた機能が利用できなくなる。LinkedInの更新内容をTwitterに投稿することは引き続き可能だが、その逆はできない。結構なことだが、それはもちろんTwitterから見た場合の話だ。
TwitterのMichael Sippey氏は新方針に関する説明の中で、これは「中核となるTwitterの消費体験」に「一貫した製品およびツール一式」を盛り込むという、さらに大きな取り組みの一環だと述べた。
われわれは、ユーザーがどんなデバイスを使っていてもTwitterを体験するあらゆる場所で素晴らしい体験ができるよう、パブリッシャー向けに各種ツールを開発したり独自のアプリにますます多くの投資を行ったりしている。Twitterの魅力を高め、さらに使いやすいものにする「Expanded Tweets」などの機能を実際に確かめてみてほしい。これらは、ユーザーが関心を持っている事柄にユーザーをより近づけるための機能だ。これらはTwitterをTwitterたらしめる機能だ。われわれは、皆さんと協力してTwitterをさらに良いものにすることを楽しみにしている。
一方、LinkedInのRyan Roslansky氏はあまり乗り気でない様子で、すでに決まった方針について次のように説明した。
LinkedInとTwitterは2009年以来、ビジネスに関する会話を両プラットフォーム上で共有できるよう協力してきた。この関係が始まって以降、ビジネスに関するコンテンツや情報、専門知識を共有するためにLinkedInとTwitterのアカウントを同期させることにしたユーザーもいる。
Twitterが本日(米国時間6月29日)、Michael Sippey氏によるブログ投稿で明らかにしたように、同社は「一貫した製品およびツール一式を通じて、中核となるTwitterの消費体験を提供する」ことにますます力を入れている。Twitterの進化するプラットフォームへの取り組みに対応するため、本日よりLinkedInではツイートが表示されなくなる。皆さんの多くが、ビジネス関連のコンテンツをLinkedInでのつながりを超えて広く公開する追加の方法としてTwitterに価値を置いていることはわれわれも理解している。今後はLinkedInでツイートを投稿することにより、引き続きTwitterのフォロワーたちと更新情報を共有できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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