「GALAXY S III」レビュー--おサイフケータイやワンセグに対応した新世代GALAXYとは - (page 2)

Smart StayやMotion UXなどで操作を素早く

 処理の高速化とAndroid 4.0の搭載のほかは、新機能面ではSmart StayやMotion UXを搭載し、新しい操作方法ができるようになっている。

 Smart Stayは、インカメラでこちらの目線を確認し、画面を見ていれば、操作をしなくても画面が消えなくなるというもの。今まで、何も操作せずに写真を凝視していると画面が消灯してしまうということがなくなる。それを回避するため、画面消灯までの時間を長く設定する必要もなくなり、電池の持ちという面でも期待できる機能だ。

 また、Motion UXはGALAXY S III本体を動かすことなどに動作を割り当てる機能。たとえば、電話帳で電話をかけたい相手の表示したまま、耳にあてると発信動作をする。画面キャプチャーも手を縦にして左右にスワイプさせれば記録するなどの機能がある。いちいち画面にタッチしなくても動作を行わせることができ、使いこなせば操作が楽になる。

  • Smart Stayを設定する

  • Motion UXの設定は「設定」→「モーション」から行う

  • 「手のひらでキャプチャ」の設定もできる

0.3秒間隔の連写カメラ

 GALAXY S IIIでは、カメラ性能も充実している。背面には810万画素の裏面照射型CMOSセンサを採用したカメラを搭載、暗所での撮影性能がアップしているほか、最大20枚の連写機能を持っている。

 連写機能の撮影間隔は約0.3秒。秒あたりにすれば毎秒3.3コマで、単体のデジタルカメラ並みの性能だ。また、Best Photo機能もあり、8枚連写して顔認識などの技術を駆使してベストな1枚を自動的に選ぶ機能もある。

 そのほか、デジタルズーム機能やパノラマ撮影機能、HDRをはじめ美肌モードなどの多彩な画像処理機能を持つほか、事前に写真にタグ付けしておけば、取った写真の顔を判別して名前やメールアドレスを呼び出して写真を送りつけることができるなど、写真機能が充実している。

 動画撮影も可能で、撮影した動画を再生する際、画面の端に小さく表示させておき、Webブラウズなどを行うことも可能となっている。

  • カメラは背面に810万画素の裏面照射型CMOSセンサを採用したものを搭載する

  • カメラのほか、手前側に白色LEDを使ったフラッシュがある

  • 内側にもカメラを搭載し、自分撮りに対応

  • デジタルズームを使わない場合の映像

  • デジタルズームで拡大した映像

  • 録画を再生している様子。右下のアイコンをタップすると他のアプリの画面の左上に重ねて表示される

  • ブラウズしながらも右上に動画を小さく重ねて表示できる

  • 連写した画像をギャラリーで表示。時速100キロ以上で走行する新幹線でもこの間隔で連写できる

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