富士通は6月28日、NTTドコモから発売される2012年夏モデルのスマートフォン4機種を紹介した。会場にはスマートフォンブランド「ARROWS」のCMキャラクターを務めるダンス・ボーカルユニット「EXILE」のメンバーも駆け付けた。
夏モデルとして発売されるのは、クアッドコアCPUを搭載しXiにも対応したハイスペック防水スマートフォン「ARROWS X F-10D」、大画面かつ高精細なディスプレイを搭載し、XiとNOTTVに対応した「REGZA Phone T-02D」、ライトユーザー向けのコンパクトスマートフォン「ARROWS Me F-11D」、上質でエレガントなデザインが印象的なANTEPRIMAコラボモデル「F-09D ANTEPRIMA」の4機種。
富士通では、見やすさや話しやすさ、操作しやすさといった利用者の“使いやすさ”を追求した独自の「ヒューマンセントリックテクノロジー」を、すべてのスマートフォンに展開しており、夏モデルではこれらの機能をさらに進化させている。
たとえば、傾きや揺れを感知して、スマートフォンを手に持っている間は画面を消灯しない「持ってる間ON」機能や、寝転がった際に画面の向きが変わっても、2回振るだけで元に戻せる「戻ってシェイク」、本体背面に搭載されたセンサーをなぞってロックを解除できる「スマート指紋センサー」などを搭載している。
記者発表会の冒頭で挨拶した、富士通代表取締役副社長の佐相秀幸氏は、「富士通は人間活動を中心としたビジョンをもって、ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティという概念の中で、PCやスマートフォン事業を進めている。昨年秋にはARROWSというスマートフォンの新ブランドを発表したが、MM総研のメーカー別シェアの調査では2011年度はトップをいただいた」と胸を張る。
また夏モデルについては、「NTTドコモは方針として自前のサービスを提供していくと表明している。具体的にはiPhoneは導入しないということ。そのなかで、今回の(富士通の)夏モデルは、そういう期待に応えるべくいろいろな機能やサービスを入れている。スーパーコンピューターなどを含めた富士通のテクノロジーがぎゅっと押し込められている」とアピールした。
夏モデルのハイスペックモデルに位置するARROWS Xには、NVIDIAのクアッドコアCPU「Tegra 3」を採用。さらに12コアのNVIDIA GeForce GPUを組み込んでいる。
発表会に出席した、NVIDIA日本代表 兼 米国本社副社長のスティーブ・ファニー・ハウ氏は、両社がこれまでPCやサーバなどさまざまな分野で協業してきたと説明。「今回はそのパートナーシップの延長線上で、初めてTegra 3を搭載したスマートフォンの日本への導入を発表することになった」と喜びを語り、今後も富士通との協力関係を強めていく意向を示した。
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