2012年ドコモ夏モデル--スマホに完全シフト、全16機種がAndroid 4.0へ

　NTTドコモは5月16日、2012年夏モデルのラインアップとして、スマートフォン16機種、タブレットとキッズケータイ、モバイルWi-Fiルータ3機種の全19機種を発表した。6月以降に順次発売する。

　2012年夏モデルは、スマートフォンとタブレットの全機種にAndroid 4.0を搭載。高速通信の「Xi（クロッシィ）」に対応したスマートフォンを11機種へと大幅に拡大したほか、モバイルWi-Fiルータも追加した。

　今回、キッズケータイとWi-Fiルータ以外の端末はすべてAndroid端末となっており、シニア層をターゲットにした“らくらくフォン”シリーズにもAndroidを搭載した「らくらくスマートフォン F-12D」が登場した。らくらくスマートフォン F-12Dの利用者向けに、新たなパケット定額サービス「らくらくパケ・ホーダイ」を月額2980円で提供することを発表。ただし、月間のデータ量が500Mバイトを超えた場合、当月末までの通信速度を送受信時最大128kbpsに制限する。

　NTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏は、iモード端末を出さなかった理由について、「スマートフォンにシフトしたこと、前回のモデルで1年対応していきたい。ただし、iモード機の市場性がなくなったということではない」と説明した。

　スマートフォンは、手のひらに収まる3インチ台から5インチの大画面モデルまで、幅広いサイズの6機種がラインアップ。スマートフォン向け放送局「NOTTV」の番組が楽しめるモバキャス対応の機種も新たに5機種が加わった。

2012年夏モデルラインアップと発売時期