グーグルの拡張現実メガネを体験--その仕様とかけ心地 - (page 2)

Joshua Goldman (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年07月02日 07時30分

--かけ心地はどうか。

 米CNETのRafe Needleman記者は、Google Glass Explorer Editionのプロトタイプを実際に手にした(頭に乗せたというべきか)最初のジャーナリストの1人だ。Needleman記者は、Googleの共同創設者であるSergey Brin氏がかけていたプロトタイプのメガネを使わせてもらう機会に恵まれた。以下は同記者のレポートだ。

 このメガネには、右耳部分にだけ音声出力が付いているのだが、イヤホンはない。音が外に漏れだすようになっている。手をすぼめて自分の耳とメガネのつるを覆い、音を増幅させると良い。これはうまくいく。それにBrin氏は、すぼめた手で耳を覆うという身振りによって、周りの人に対して、自分がそのデバイスに注意を払っていることを伝えられると言っている。

 SMSやアラート、そしてBrin氏の電子メールを読むといったクールな機能はすべて無効にされていた。Brin氏は自分のメガネを、電子メールの文章で邪魔されることがないように設定していると言った。重要度の高い電子メールが届いた時には音声アラートが鳴り、Brin氏が見上げる動作(頭を上に傾ける動き)をした場合だけ、そのメッセージが表示されるようになっている。

 このチタンフレームのメガネ型ヘッドセットは、かけ心地が良く、非常に軽い。Google Glassを装着するには、自分の度付きのメガネを外す必要があったが、GoogleのデザイナーであるIsabelle Olsson氏(以前はメガネのデザイナーだった)によれば、Googleはメガネをかけているユーザーに対応するため、メガネメーカーと協力しているという。

--今すぐほしい。自分用にはいつ手に入れられるのか。

 当分買うことはできない。Google Glass Explorer Editionは、米国在住で、Google I/Oカンファレンスに出席した開発者のみが、1500ドルで予約注文できる。そうした開発者の元に届くのは、2013年に入ってからのことになる。

--「Google Nexus 7」タブレットと一緒に使うための「Android」アプリはいつ発売されるのか。

 注意してほしいのだが、このメガネはまだ消費者向けに販売されていないし、おそらくしばらくは発売されないだろう。今のところ、われわれはただ待つしかない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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