サンフランシスコ発--Androidアプリや映画、音楽、書籍を扱うGoogleのオンラインマーケット「Google Play」で、従来のレンタルに加えて、映画の購入が可能になった。
Android担当エンジニアリングディレクターChris Yerga氏は米国時間6月27日、当地で開催のGoogle I/Oカンファレンスで「テレビも追加する」と発表した。「すべてのシーズンのエピソードが購入可能になる」(Yerga氏)
Googleは同サービスで、NBC Universal、Sony Pictures、Disney、Bravo、Paramount、Virgil Films、Sundanceなどの幅広い企業と提携したと同氏は言う。
雑誌も新しく提供され、個々に購入するか、サブスクリプション形式で利用可能になることも同氏は明らかにした。GoogleはConde NastやHearstなどの出版社と提携している。
今回の強化により、Google PlayはAppleやAmazonから提供される競合製品に対して善戦できるようになるはずだ。また、Googleの計画通りに事が進めば、同社の新しいメディアストリーミング端末「Nexus Q」のようなデバイスもその役割を果たすようになるはずだ。
現在までのところ、Google Play(旧名称はAndroid Market)は200億回分のアプリのインストールに使われてきたとYerga氏は述べる。有料アプリは132カ国、無料アプリは190カ国で利用可能だと言う。
同氏はまた、売り上げの半分以上はアプリ内課金に因るものであることも明らかにした。アプリ内課金はゲームで新しいレベルを購入するときなどに利用される。
同アプリストアに今後提供される新機能は2つ。1つ目はアプリを暗号化する機能で、Android 4.1(Jelly Bean)の登場とともに実現する予定だ。2つ目は、アプリのアップデートをダウンロードした際に、変更された箇所だけを取り込む機能である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス