サンフランシスコ発--Googleのネットワーク接続型コンピュータ搭載メガネである「Project Glass」の最初の製品が2013年前半に一部の開発者向けに1500ドルで提供される予定だ。同社共同創設者Sergey Brin氏が米国時間6月27日に明らかにした。
Brin氏は同日、「これはコンシューマー向けデバイスではない」とGoogle主催のGoogle I/Oカンファレンスで述べた。「ユーザーは、最先端にいたいと思う人たちである必要がある。こうした人のために設計されている」(Brin氏)同メガネは、米国在住のGoogle I/O出席者にのみ提供される。この地理的な制限は規制によるものだとBrin氏は説明した(無線周波数の放射に関する要件は国ごとに異なる)。
Googleは披露した同メガネのデモは、スカイダイバー4人がサンフランシスコ上空で小型飛行船から飛び降り、Google I/Oの会場であるモスコーンセンターの屋上に降り立つ様子を「Google+」の「Hangout」を使って生中継するというものだった。
同メガネは、現在のところ通常のメガネとほぼ同じ重量で、タッチパネルを側面に、静止画および動画撮影用のボタンを上部に、そして、情報表示用の透過式スクリーンを装備する。メガネは普段の視野の上方に位置するように装着されるため、通常の視界の邪魔にはならないようになっている。Googleは、同メガネについて、外界の様子を一人称視点で撮影するのに適しており、カメラを取り出すのに時間をかけていたら取り損ねてしまうような被写体の自然な様子を撮影するのに向いていると考えている。
Googleは、Project Glassの用途として理想的と考える赤ん坊の写真やビデオを披露した。赤ん坊は人の顔を見るため、撮影が難しいとされる笑顔も簡単に写すことができる。
Project GlassのリードデザイナーであるIsabelle Olsson氏は、「赤ん坊は母親の目を見るので、両者は視線を合わすことができる。視線が合っている間に母親は、その瞬間を集中して撮影することができる」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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