多くのウェブサイトが、ソーシャルネットワーキングサイトとの連携で成長している。この機能は、多くの新しい訪問者やフォロワーを獲得するには不可欠だが、これは自分の会社も流行を追い、ソーシャルサイトと連携する会社の列に加わるべきだということを意味しているのだろうか?これは、一般大衆から売り上げや利益を上げている企業の多くにとってはおそらくよいアイデアだが、他の企業との取引が大半を占めている企業や、すでに確立されており、成功している、しっかり定義されたB2Bモデルの中で動いている企業にとっては、それほど意味は大きくない。
多くの組織は、まだソーシャルネットワーキングを活用していない。その理由は、単にまだ気づいていないだけかもしれないし、メリットを見いだせないからかもしれない。中には、Facebookの広告を実際に試してみたが、手を引くことを選択したGeneral Motersのような例もある。General Motersはインパクトの数字が小さかったことから同社のFacebook上での広告を取りやめる予定だと発表した。ただし同社は、まだ自社の自動車を売り込むためのFacebookページは継続している。
もし自社の企業ウェブサイトが、顧客とつながりを持つために現在まだソーシャルネットワーキング(具体的にはFacebook)を利用していないのであれば、あなたの会社は潜在的な収益源を失っている可能性がある。自社のウェブサイトでは、すでに顧客とのつながりを作るためにFacebookを使っているだろうか?使っている場合、Facebookインサイトのリーチをどのように改善しているか?また、どのように会社や製品に関する情報を顧客と共有し、話題にしてもらっているか?おそらくあなたは、新規のよい顧客を獲得する最善の方法は口コミであることを知っているに違いない。
comScore Data Mineの最近のレポートでは、2011年末時点のソーシャルメディアの利用時間は米国の全オンライン時間の16.6%を占めており、2012年にはインターネットポータルサイトを超え、もっとも人を引き付けるオンライン活動になる見込みだと述べられている。このレポートではまた、Facebookは顧客の活動が変化している現状の背後にある、もっとも大きな力としてトップを走っており、2011年にはウェブ全体を通じてもっとも大きなオンライン時間のシェアを持っていたことを明らかにしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」