Microsoftが米国時間6月18日に予定している謎のメディアイベントは、同社が何を発表するのかについてさまざまな憶測を生み出している。そんな中、多くの人はAppleの「iPad」に対抗する新しいタブレットが発表されると予測している。
TechCrunchの報道によると、Microsoftは実際にタブレットを披露する予定だが、その新製品はBarnes & Nobleと共同で開発されており、エンターテインメントに主眼を置いたものになるという。別の情報筋は、同タブレットではXboxストリーミングも利用できると話す。
それが本当なら、Microsoftの新タブレットはiPadというより、むしろAmazonの「Kindle Fire」を標的にしたものになる、と同報道は示唆している。Kindle Fireは電子書籍リーダー分野では人気が高いが、同タブレットに搭載されている修正版の「Android」は、電子書籍閲覧や「Amazon Prime」経由でのストリーミング動画視聴に主眼を置いており、ウェブサーフィンにはそれほど適していない傾向がある。さらに、AmazonとBarnes & Nobleは何年も前から、コンテンツと顧客をめぐって熾烈な戦いを繰り広げている。
Kindle Fireは電子書籍リーダーの分野では人気が高いが、同タブレットに搭載されている修正版の「Android」は、電子書籍閲覧や「Amazon Prime」経由でのストリーミング動画視聴に主眼を置いており、ウェブサーフィン向けにはそれほど適していない傾向がある。
ロサンゼルスで18日に開催される同イベントへのメディア招待状が明るみに出てからまもなく、Microsoftが「Windows 8」または「Windows RT」を搭載したタブレットを発表する準備を進めているとの憶測が広まった。The Wrapは、この新デバイスは「Microsoft製タブレット」で、「Microsoftは巨大なライバルのAppleと直接競合することになる」とまで報じている。
MicrosoftとBarnes & Nobleは4月に提携を発表し、Microsoftは、Barnes & Nobleの「NOOK」デジタル事業および大学関連事業に注力する同社の新子会社に3億ドルを投資している。それと引き換えに、Barnes & Nobleは2012年中に発売予定のMicrosoftの次世代OS「Windows 8」にNookデジタルブックストアを提供することに合意した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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