UPDATE ソーシャルネットワーク大手Facebookの最高技術責任者(CTO)であるBret Taylor氏が米国時間6月15日、起業のために同社を去ることを発表した。Taylor氏は、Facebookに3年間在籍し、同社CTOとして非常によく知られる存在だった。同氏は、自身の次なる試みがどのようなものになるのかは明らかにしていない。
Taylor氏は、自身のキャリアの世界が変わることについて、当然のことながらFacebookを利用して伝えている。同氏の声明は次のとおり。
皆さんに伝えたいことがある。わたしはこの夏にFacebookを去ることにした。ここを離れることは悲しいが、私の友人であるKevin Gibbs氏とともに会社を始めることになり、とてもうれしく思う。
このような形で会社を移ることは決して容易なことではないが、われわれがこれまでに築き上げたチームとリーダーシップに極めて大きな自信を持っている。わたしは、われわれのプラットフォームとモバイル製品において達成された「Open Graph」と「App Center」、そして「Facebook Camera」やFacebookの「iOS」への統合に至る最近の業績について非常に誇りに思う。これらのチームが携わる素晴らしい取り組みを世界が目にすることになるのは、それ以上にうれしいことだ。
Taylor氏は、Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏に対して深い謝意を表した。Zuckerberg氏は声明で、次のように述べている。「Bretと一緒に仕事ができて、また、彼と友人として、またチームメイトとして知り合えることができて本当に楽しかった。BretがFacebookのために行ってきたことすべてに感謝するとともに、彼とそのチームが構築してきた事業を誇りに思う。同時に、Facebookには、Bretのような偉大な起業家が一緒に加わり、このように大きな影響力を及ぼす文化がある、ということにも誇りを感じている」(Zuckerberg氏)
Taylor氏は、買収を通じてFacebookの職に就いた。同氏はソーシャルネットワーク上のフィードを集約するFriendFeedの共同創設者兼CEOを務めた。Facebookは2009年に同社をおよそ5000万ドルで買収している。FriendFeedは、Taylor氏がBenchmark Capitalの駐在起業家時代に取り組んだプロジェクトから発生している。Benchmark Capitalに加わる以前、同氏はGoogleでプロダクトマネジャーを務め、「Google Maps」や「Google Local」の共同開発に携わっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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