Retinaディスプレイモデルの真価を発揮するには、アプリケーション側もRetinaに最適化されている必要がある。アップルは発表に伴い、「OS X Lion」「iPhoto」「iMovie」「iTunes」に加え、写真の管理や編集が行える「Aperture」と動画編集アプリケーション「Final Cut Pro X」もアップデートし、Retinaに対応した。
Aperture 3.3はメジャーアップデートで、新たに画像調節機能を備えたほか、iPhotoとApertureの間をシームレスに移動できる。例えば、Apertureでフラグを付けたものをiPhotoで読み込み、編集したりすることも可能だ。
Final Cut Pro Xは、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルならプロジェクトビューアの中で1090pのフルHDビデオを再生できる。複数のアングルで撮った映像は最大9つまで表示して再生できるという。今回は、4つのアングルを切り替えて再生させるデモを披露。いずれも400Mb/s前後でSSDから映像を読み出していた。
RetinaディスプレイのMacBook Proは、メニューの表示1つをとっても小さな文字がくっきり見え、確かに美しい。では、ウェブサイトの閲覧はどうか。文字は美しく表示できても、画像が見劣りすることがあるかもしれない。実際、CNET Japanのウェブサイトでは高解像度に対応していないため、画像がややにじんで見えた。
アップルは、デモの一環としてアップルのウェブサイトやランボルギーニのウェブサイトにアクセスして見せた。これらのサイトはRetinaディスプレイで見るとより美しく見える。
なお、アップル以外の対応アプリケーションはこれからとなる。WWDCの基調講演では、Adobeの「Photoshop」、Autodeskの「AutoCAD」、ゲームソフトとして「Diablo III」などがRetinaに対応することを表明している。
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