サムスンのシール式NFCタグTecTiles--Androidアプリでカスタマイズして電話が便利に - (page 2)

Jessica Dolcourt (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年06月14日 17時28分

 TecTilesは好きなだけ再登録することができる。同アプリは「Samsung GALAXY S III」「GALAXY NEXUS」「GALAXY S II」「Galaxy S Blaze 4G」「Nexus S」の各機種に対応している。

 サムスン製ではないNFC対応携帯電話(「HTC One X」など)でもアプリをダウンロードし、TecTilesと合わせて使うことができる。

 また、好きなメッセージを誰かの携帯電話に表示させたり、電話を発信したり、アプリを起動したり、URLを開いたり、Facebookにログインしたり、自動的にFacebookの投稿に「like」を押したり、Twitterで知り合いをフォローしたり、「LinkedIn」にログインしたりすることもできる。

2つのシナリオ:個人と企業

 サムスンはTecTilesに関して2つのユーザー層を想定している。1つは個人や家族、もう1つは企業だ。道端のアイスクリーム店がTecTilesをレジに貼り付けていれば、客はfoursquareを開かなくてもチェックインすることができる。企業はTecTilesを使ったスカベンジャーハントやプロモーションを開催したり、または携帯電話をかざしてもらうだけで自社のアプリを起動させたり店舗の住所を送ったりすることが可能だ。

 一旦プログラムされれば、どのNFC対応携帯電話でもTecTilesを読み込むことができる。一方、プログラムする側はTecTilesの内容をロックすることができ、誰かがいたずらでfoursquareのチェックイン情報を別のものに変えてしまうようなことを防げる。

制限事項

 サムスンはTecTilesでQRコードを置き換えたいと考えているかもしれないが、価格以上に重要な実際上の制限がいくつか存在する。サムスンのNick DiCarlo氏は数十枚の名刺にTecTilesを綺麗に貼り付けてもらうことができたが、現段階ではそのような手作業はコストと時間がかかりすぎる。

 アプリ自体は優れた第1バージョンのようだが、4つのカテゴリそれぞれに、またカテゴリをまたがって(例えばWi-FiとBluetoothを有効にすると同時に位置情報のトラッキングを止めるなど)任意でプログラムを設定できるようになるまでは、利用はやや制限されたものとなる(サムスンは今後のバージョンでカテゴリを跨って設定できるようにしたいと述べている)。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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