新「MacBook Air」の内部--「Ivy Bridge」だけでない、さまざまな改良点

Brooke Crothers (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年06月13日 18時15分

 アップデートされた「MacBook Air」は外見こそ新しく見えないが、その内側となると話は別だ。

 最も大きな変化は、アップグレードされたグラフィックスシリコン(Appleによると「グラフィックスが最大で60%高速化」したという)を誇るIntelの新しい22ナノメートルプロセッサ「Ivy Bridge」だ。しかし、分解を行ったiFixitによると、ほかにも細かい変更点がいくつかあるという。

Intelの新しいエンジン:iFixitは1.8GHzの「Core i5-3427U」チップを発見した。同チップは動作周波数を2.8GHzまで高速化できる「Turbo Boost」が採用されているほか、Intelの「HD 4000」グラフィックスも搭載されている。もちろん、Core i5はIntelの最も電力効率に優れた製品で、使用する電力はわずか17Wだ。また、「Thunderbolt」コントローラチップなど、Intelのシリコンはほかにも搭載されている。

ソリッドステートドライブ(SSD):iFixitが見つけたSSDは東芝製だった。新たな要素としては、SandForceコントローラが搭載されている。これは、このSSDがアップグレードされたものである可能性を示している。なぜなら、高品質なコントローラチップ(例えば、SandForce製のもの)はその性能と耐久性を高めることができるからだ。

高速化されたメモリ:新しいMacBook Airには、1600MHzのDDR3Lオンボードメモリが搭載されている。分解したモデルでは、メモリの製造元はHynixだった。

静音性が増した非対称ファン:これもAppleが宣伝している新機能だ。Jonathan Ive氏によると、「ほとんどのファンは、ブレードが対称に配置されており、それが単一の識別可能な周波数を生み出している。われわれはブレードを非対称に配置して、さまざまな周波数で音が広がるようにした。そうすることで比較的静かになる」という。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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