Ziteは、ユーザーの興味のある記事(英語のみ)を、カテゴリ別に読んだり共有したりできるアプリだ。Google Readerなどで、すでに多くのブログやメディアの記事を読んでいるかもしれないが、そのやり方では自分で登録したサイトの記事のみに偏ってしまう。
いろいろな媒体で、もっと自分が興味のありそうな記事を載せているだろうとは思っていも、なかなかすべてをチェックすることは難しい。そこでZiteの出番だ。各分野の記事をサムネイル付きで一覧表示してくれるので、ザッと眺めて記事を選別できる。しかも、知らなかった媒体にも出会える。
英語が得意な人であれば、Ziteは単純に情報ツールとして使えばいいのだが、「好きな分野」の記事だけを読めることから、英語学習に最適だと考える。英語力を上達させる上で欠かせないプロセスが「大量に読む」ことだが、自分の興味のない分野の英文をたくさん読むのは難しい。日本語でも興味がないのに、英語で読むなんてもっとムリだということはお分かりいただけるだろう。
ところが、Ziteを使えば、簡単に興味のある英文が手に入るのだ。たとえば、Macが好きなら、Macに関する用語はだいたい知っているであろうし、最新情報を得られるとあればワクワクするだろう。その気持ちで「Mac News」カテゴリを見れば、英語が得意でなくても概要をつかむことはできる。さらに詳しく調べたければ、EvernoteやPocketに記事を保存して、後からじっくり単語を調べながら読むということも可能だ。
Ziteの記事は、カテゴリごとに一覧表示される。左右にページを移動させるだけで、次のカテゴリへと移動するので、雑誌のページをめくっているかのように、記事をザッピングできる。このカテゴリは、Ziteを最初に起動して、登録するときに選択するが、「Sections」ページで選択し直すことも可能だ。最初の登録時に、Google Reader、Twitter、Pocketのアカウントを登録すれば、その内容から自動的に興味のありそうなカテゴリが選択される。「Profile」ページで、氏名やメールアドレスなどのプロフィールを登録すると、他のデバイスにZiteをインストールしたときに、保存しておいたカテゴリなどの設定を自動的に取得でき、何度も同じ設定をする手間が省ける。
Ziteの魅力は、記事を簡単に保存したり共有したりできるところにもある。とくに、Evernoteに保存する際には、その都度タイトルとタグを指定できるので、後からEvernote上で記事を整理する際、非常に助かる。Ziteをうまく利用することで、情報収集あるいは英語学習の幅が広がるのは確実だ。
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