Noteshelfは、表紙と用紙を組み合わせて自由にノートブックを作成できる、手書きノートアプリだ。システム手帳と万年筆を持ち歩く感覚で使える高級文具といった装いがある。計画や記録用のテンプレートも備わっているので、普段の仕事で使うのに最適だ。
新しいノートを作成するには、最初に表紙と用紙をそれぞれ選択する。ノートの表紙は、シンプルなカラーのものから、レザー調、花柄など、硬軟取りそろえられている。用紙は、無地やクラフト調のほか、プランナーやトレーニング記録用紙などのテンプレートも用意されている。ページごとに用紙を変えることはできないので、目的に合わせてノートを作るといいだろう。
さらにオプションで、ノートの表紙や用紙を購入可能だ。シンプルだが美しいデザインがそろっているので、もう少しノートテイキングを楽しみたい人は、ノートの種類を増やす楽しみがある。本棚に、カラフルなノートブックが並んでいるのを見ると、やる気も湧いてくるから不思議だ。
ペンの種類は、ステッドラーの水彩ペンに似た書き味のペンと、蛍光マーカーの2種類。色を自分で作成することはできないが、仕事中のノートテイキングに使っても違和感のない色がそろっている。普段、万年筆を愛用している人や、マインドマップをよく書く人には、特に馴染みやすい色ではないだろうか。
便利なのが、リストガードの位置を自分で決められる点だ。ノートの右端にあるシルバーのクリップのようなアイコンを上下に移動させることで、クリップより下の画面に手を置いてもアプリは反応せず、余計な線を書いてしまうことが避けられる。こうして、自分の書きたい位置に合わせてリストガードの位置を変更できるので、実際に紙のノートに書いているように、好きな場所に手を置いて書くことができ、意図しない位置に色がのってしまうストレスはほとんどない。また、スタイラスがあると、より細かい描画が可能だ。
ノートには、写真も挿入可能だ。Noteshelf内から直接カメラを起動して撮影することも、カメラロールやフォトストリームから読み込むこともできる。レイヤー機能はないため、一度ノートに貼り付けた写真は、ノートに書いた絵や文字と同じ扱いとなり、編集することはできない。また、タイプしたテキストの入力もできる。テキストツールをタップしてから、ノートの任意の位置をタップすると、テキストボックスが挿入される。テキストは、写真とは異なり、テキストツールに切り替えれば、何度でも編集が可能だ。テキストボックスがアクティブの状態で、フォントの種類、サイズ、色などが変更できる。手書き、写真、テキストを組み合わせることにより、高機能なスクラップブックとしても利用できるだろう。
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