「Android」と「iOS」が驚異的なペースでモバイル市場のシェアを奪いつつあることが、調査会社IDCが公開した新しいデータで明らかになった。
2012年第1四半期において、AndroidとiOSは合わせてスマートフォン市場シェアの82%を確保した。Android搭載端末ベンダーは同四半期に8990万台のスマートフォンを出荷し、前年同期比で145%増加した。Appleの「iPhone」出荷台数は前年同期比88.7%増の3510万台となった。
2011年第1四半期の出荷台数はAndroidが3670万台、iOSが1860万台だった。この時点で両プラットフォームを合わせた市場シェアは54.4%だった。
では、過去12カ月間で打撃を受けたのはどのOSだろうか?IDCによると、2012年第1四半期末の「Symbian OS」搭載端末の出荷台数は前年同期比で60.6%減少し、1040万台だったという。Research In Motion(RIM)の「BlackBerry OS」搭載スマートフォンの出荷台数は前年同期比29.7%減の970万台だった。
2012年第1四半期のさらに意外な勝者の1つがMicrosoftの「Windows Phone」で、出荷台数は前年同期比26.9%増の330万台だった。ただし、同プラットフォームの市場シェアはわずか2.2%にとどまっている。
スマートフォン分野の勢力は整理されつつあるが、同市場は猛烈な勢いで成長している。2011年第1四半期に出荷されたスマートフォンは1億160万台だった。2012年第1四半期には1億5230万台に達し、前年同期比49.9%増となった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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