シャープとソニー、液晶パネル事業で合弁契約を解消

 シャープとソニーは5月24日、液晶パネルとモジュールの製造・販売事業に関する合弁契約を解消すると発表した。ソニーは、保有する合弁会社シャープディスプレイプロダクト(SDP)の株式(出資比率:7.04%)すべてをSDPへ譲渡し、SDPは対価として出資時と同額の100億円をソニーに支払う。株式の譲渡と対価の支払は6月末までに実行される。

 SDPは、大阪堺市にある液晶パネルとモジュールの製造、販売会社。2009年7月に両社が合弁契約を結び、当初は2011年4月末までにソニーが最大で34%までSDPに対し、出資することが合意されていた。しかし2011年4月に合弁契約を修正する覚書を締結。2012年3月には、SDPに対し追加出資しないことを発表していた。

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