金融取引業規制機構(FINRA)のRick Ketchum会長は米国時間5月22日、Reutersに対し、18日のFacebookの新規株式公開(IPO)の前に、Facebookの引受幹事銀行がネガティブな情報を大口投資家に伝えた疑いについて、規制当局が調査を計画していると述べた。報道によると、米証券取引委員会(SEC)も調査する予定だという。
この調査の可能性に先立ちReutersは5月21日夜、Morgan StanleyとGoldman Sachsが大口顧客に、Facebookの売上見通しを引き下げると伝えたと報じていた。
FINRAのKetchum会長はReutersに、「疑いが事実ならば(FINRAとSECの)規制上の懸念事項だ」と述べた。
SECのMary Schapiro委員長は、上院銀行委員会の聴聞会を退席した際、「私は市場とその活動の健全さを信頼する多くの理由があると思っているが、Facebookに関しては、われわれが特に注視する必要がある問題がある」と報道陣に語った。
Reutersによると、マサチューセッツ州の州務長官が5月22日、Facebookに関するアナリストと投資家の話し合いについてMorgan Stanleyに召喚状を出したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」