Googleは、「Project Glass」の拡張現実メガネの基礎となると思われる「Wearable display device」関連の特許3件を取得した。
同社の技術者は、2011年秋にWearable display deviceの特許を出願したが、同特許は米国時間5月15日に承認された。
特許文書には詳細な説明が付いていないが、データを見せたり音楽を聴いたりするディスプレイデザインなど、読者が期待するような種類の発明について書かれている。
同社の秘密の研究所である「Google X」は、4月にProject Glassを発表し、同デバイスの初期プロトタイプを披露したが、その一部は現在、Sergey Brin氏やVic Gundotra氏ら同社の幹部によってテスト利用されている。
最初にEngadgetが見つけたと思われる特許の画像には、複数の異なるバージョンのProject Glassがあり、レンズがあるものとないものが見られる。
Googleは、ユーザーが利用した視点を紹介する動画で、友人と連絡を取り合ったり、音楽を聴いたり、情報を検索するなど、同メガネでどの程度スマートフォンと同様に利用できているかを披露した。
しかし、Project Glassを支える技術者の1人であるSebastian Thrun氏は、初期のテストでは、写真の撮影や共有に最も適していることが分かっていると話していた。Thrun氏は、同氏が両腕を広げて息子の手を持ち回転させている様子を同メガネで撮影し、非常にきれいに息子が写っている写真を公開した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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