Google X Labsで「Project Glass」に取り組むGoogle幹部、Sebastian Thrun氏によると、同プロジェクトで開発しているメガネはスマートフォンの機能をハンズフリーで利用するのに最適だという。
米国時間4月26日にウェブ上に公開されたCharlie Rose氏によるインタビューの間、Thrun氏は今やよく知られているこのメガネのプロトタイプを装着していた。
Thrun氏はボタンを押してRose氏の写真を撮る機能を披露した。続いて首を軽く縦に振ったのは、撮影した写真を「Google Plus」で友人と共有するためらしい。2週間前には、Google創設者のSergey Brin氏もチャリティイベントでこのメガネをかけた姿が目撃されている。
だがThrun氏は、現実の世界にデジタルイメージを重ね合わせる拡張現実がProject Glassのメガネを最大限に活用する方法というわけではないと述べた。それよりもこのメガネは、さまざまな技術サービスとハンズフリーでやりとりする方法として優れているのだという。
「われわれが気に入っているのは写真撮影だ」とThrun氏は語り、Rose氏の写真を撮った。「うなずくと、写真が(友人に)公開される」
Googleはすでに、このメガネを装着して電話をかけたり、カレンダー上のイベントをユーザーに通知させたり、電子メールの内容を読み上げさせたりする実験も行っている。
Googleの無人自動車の開発にも従事した人工知能の専門家であるThrun氏は、「電子メールの内容を読み上げさせたりできるので、全体として大きな開放感が得られる」と述べた。「なるべく表示が邪魔にならないようにしたい。これは常時着用するディスプレイだから」
Thrun氏はこのメガネを装着していても快適そうに見えた。右目の上にある小さな画面にインターネット接続のウィンドウが表示されるが、邪魔にはならないという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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