KDDIウェブ、共用レンタルサーバサービスでツール「SmartRelease」提供

 KDDIウェブコミュニケーションズは5月15日、共用レンタルサーバサービス「シェアードプラン」でサーバツール「SmartRelease」を6月7日から提供すると発表した。シェアードプランの「ACE01」に搭載されるもので、ACE01のすべてのユーザーに無料で提供される。

 SmartReleaseは、テストサイトと公開サイトが同じ環境のため、テストサイトで動作確認してから公開サイトに再度アップロードするというウェブ制作の一連の流れを、動作環境を気にすることなく展開できるというもの。従来のように、FTPを利用し、テストサイトから公開サイトへ移行させる必要がなく、テストサイトで制作したコンテンツをそのまま公開サイトにコピーできる。

 テストサイトと公開サイトともに毎日自動でバックアップを取得することから、間違って公開ファイルを削除してしまったなどの場合でも、バックアップ一覧から希望時点を選ぶだけでウェブサイトを復旧できるという。サイトリリースの処理時も自動でバックアップを取得するため、間違ったファイルをアップロードした場合でも、元に戻すことができるとしている。

図 SmartReleaseの概要
※クリックすると拡大画像が見られます

 同社の顧客アンケートで、テストサイトで公開していたものが公開サイトで動作しないという不具合が生じたり、ファイルのアップロードの不備でリンク切れを起こしたりなど、テストサイトから公開サイトへの移行時にトラブルが出るケースが多いことが分かっているという。ウェブサイトのバックアップ管理についても、更新時や一定期間ごとの定期的なバックアップ作業が行われていることも分かったとしている。

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