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VOD、SNSも楽しめる「LG Smart TV」登場--直感的に操作できるマジックリモコンも

加納恵（編集部）2012年05月09日 19時22分

　LGエレクトロニクス・ジャパンは5月9日、ボタン数を抑え直感的に操作できる「マジックリモコン」を採用した「LG Smart TV」5シリーズ14モデルを発表した。インターネットに接続することで、ビデオ・オン・デマンド（VOD）やゲーム、SNSといったあらゆるコンテンツを利用できる。6月初旬から順次発売する。

LGエレクトロニクス・ジャパンマーケティング統括常務の李起旭氏

　LGエレクトロニクス・ジャパンマーケティング統括常務の李起旭（リ・キウク）氏は「LG Smart TVは、これまでにない新しい体験をデザインしたスマートテレビ。テレビのコンセプトを根本から見直して作った。今回の製品が日本のユーザーにとって、新しいライフスタイルとして十分に楽しんでいただけると確信している」と新製品のコンセプトを話した。

　マジックリモコンはカーブを描いたスリムデザインで、画面に向けてアイコンやサムネイルをポイント＆クリックすることで使用できるという新しい操作感を実現。ボタンは電源、音量、チャンネル、マイアプリなど、必要最小限のものだけを搭載し、中央部にホイールを設けることで、上下左右の動きに対応する。ジェスチャーによる操作も可能だ。

　LG Smart TVでは「LM9600/LM7600/LM6600」の上位3シリーズにマジックリモコンを同梱。「LM5800/LS3500」には別売オプション「AN-MR300」（店頭想定価格：5000円前後）を用意する。従来タイプのリモコンは全モデルに付属される。

マジックリモコン正面
マジックリモコンサイド。大きくカーブしている
中央部にホイールを設ける

　あわせてVODや、ゲーム、SNSなど、放送波以外のコンテンツが視聴できるサービスを用意した。VODでは、Hulu、T's TV、TSUTAYA TV、U-NEXTなどの人気サービスに加え、LGエレクトロニクス・ジャパン独自の「K-POP ZONE」「3D WORLD」サービスをラインアップ。3D WORLDでは、3Dコンテンツを約300タイトルそろえ、コンテンツ不足を解消する内容になっているという。

　また、専用アプリをダウンロードできる「LG Smart World」からは、約250のアプリを入手でき、今後も新規アプリが追加される予定だ。

　LS3500を除く4シリーズで、Film Patternd Retarder（FPR）方式の3D再生に対応。偏光式の3Dメガネは超軽量で、各モデルに2個ずつ同梱されるほか、別売オプション「AG-F310/F330/F220」（店頭想定価格：各2000円前後）も用意される。

　新機能として一つのテレビで2人同時にフル画面プレイできる「DualPlay」も装備した。これは対戦ゲームなど、従来画面を2つに分割して行うゲーム時に、DualPlay専用の3Dメガネをかけることで、それぞれがフル画面を見ながらゲームできるというもの。現在採用しているのは同社のみになるという。

コンテンツやアプリを検索しやすいよう設けられた基本メニュー「ホームダッシュボード」。下部にマイアプリを並べ、左端は視聴中画面が映し出される
アプリは約250種類を用意した
DualPlay画面

　全機種でLEDバックライトを採用し、USB HDD接続による録画に対応。ネットワーク機能も55～22型までの14機種すべてで利用できる。最上位機種となるLM9600はデジタル映像処理技術により、1秒間に240コマに変換。さらにLEDバックライトをエリアごとに点滅させるスキャンを組み合わせ、1秒間に480枚の映像を表示する「TruMotion480」に対応。LM7600は「TruMotion240」、LM6600/LM5800は「TruMotion120」の倍速性能を備える。