モバイルデバイス市場への積極的な取り組みを続ける中国のPCメーカーLenovo(レノボ)は現地時間5月7日、中国中部の都市である武漢で、モバイルデバイスの研究、生産、および販売に注力する新たな拠点の建設に着工する。
2011年後半に世界第2位のPCメーカーになったレノボが発表した声明によると、この50億元(約8億ドル)規模の施設は最終的に1万人もの従業員の勤務地となり、中国および世界市場向けのスマートフォンとタブレット、そのほかのモバイルデバイスに注力する予定だという。同施設は2013年10月より操業が開始される見通しだ。
モバイルデバイスがレノボの売上高全体に占める割合はまだ少ないが、世界市場ではPCの売上高がモバイルデバイスに後れを取る中、モバイルデバイスは将来的な成長を象徴するものとなっている。レノボは2011年、Mobile Internet Digital Homeと呼ばれる事業部門を創設した。
レノボグループの会長兼最高経営責任者(CEO)であるYang Yuanqing氏は声明で、「業界のリーダーとして、われわれはPCプラス時代へ向かって積極的に前進している。そして、Mobile Internet Digital Homeグループの活発な関与により、スマートフォンとタブレット、およびそのほかのモバイルインターネット端末市場で開発を加速させている」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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